感動と興奮の5日間

秋田ワールドゲームズ2001 in 秋田 閉幕
ワールドゲームズは、4年に一度、夏季オリンピックの翌年に開催されている国際総合スポーツ大会です。
競技種目がオリンピック競技種目以外から選ばれていること、
参加選手は国ではなく各競技の国際連盟が選んだ世界最高水準の選手であること、
大会には既存の施設を使うという事が主な特徴です。










去る8月16日〜26日までの11日間、
秋田県内各所でワールドゲームズ2001in秋田が開催されました。

世界各国から選ばれた各種目のプロ達が熱い戦いを見せてくれて、
各会場とも大盛り上がりでしたね。
って、、、私はビリヤードしか見れなかった…というか、
はじめからビリヤードのみのつもりでしたが(笑)

ビリヤードは初日、2日目若干の空席が見えましたが、
その後連日完売。

やっぱり一番人気と騒がれた種目だけありました (≧∀≦)/

日本勢結果は2回戦進出が最高ランク。
(しか〜し、梶谷選手惜しかった…。)

一流のプロ同士が集まる世界大会は、レベルが高かった。っという感想

それにしても世界のプロやその技を目の前で見る事が出来たというのは、
なんともLucky.
今思えばもうこんなチャンスはなかったのかも知れない。。。

運営をお手伝いされた皆さま、本当にお疲れ様でした

ポケットビリヤード結果 キャロム&スヌーカー 結果
プール男子 Pool Billiard Men
プール女子 Pool Billiard Women
キャロム   Carom Biliard
スヌーカー Snooker Billiard
予選はポートタワー! 本戦会場はこちら


予選会場は塀が建てられていて、
中へ入るのは難しそう…。
だけど、上からの眺めもこんな感じでサイコ〜

本戦会場:設営時に撮った写真左 大会の模様(中央&右)

イスマエル モロー パエス選手
皆様からの心温まるお力添えのお陰で、
パエス選手は無事治療を終え、ご家族のもとロスへ帰国されました。

WG大会出場を控えて心筋梗塞で倒れたパエス選手。
その入院費を皆様からの寄付で賄おうとジャネット リー選手の呼びかけで始まったパエス募金。
日本も含め世界各国の皆様からご寄付を頂き、
入院費等を支払える額に到達致しました。(約530万円)。
 皆さんのお力で助けられたパエス選手が約束してくれました。

「近い将来、必ず秋田にやって、自分にしか出来ない技を見せに来ます。と。

それから1年後、私たちの元にパエス選手は約束どおり
来秋、トリックショットでありがとうの気持ちをみんなに伝えてくれました。

メキシコ大使館より 
カルロス・ディカサ
駐日メキシコ大使
9月10日
メキシコの男子プールのイスマエル・パエス選手は、このたび大成功のもとに催された「秋田ワールドゲームズ(WG)2001」のビリヤード競技参加を目的として来日し、不幸にも8月23日心臓麻痺で入院致しました。しかしながら、関係者各位のご尽力によりまして早期回復ができましたことに因み、ここに、わたくしからもご協力いただいた皆様に心より御礼申し上げる次第であります。

ビリヤードは競技として大きな危険を伴うものではなく、今回の災難(発病)は全く予期せぬものでありました。にも関らず、競技主催関係者ならびに同競技の他参加者による処置対応は極めて迅速かつ適切であった、と伺っております。

発症直後からのご対応については、その詳細を伺っております。秋田組合総合病院への緊急輸送、到着後の医師看護婦による効果的な治療活動に対しましても、改めて御礼を申し上げます。次第であります。同様に、海外で緊急入院し、高額医療費を負担する事態に陥ったパエス選手をおもい、資金カンパの募金活動がなされたことも承知しております。

わたくしは、駐日メキシコ大使として、日本国民の皆様、中でも、秋田県民市民の皆様、秋田病院、日本ビリヤード協会、日本のマスコミ各位、同募金活動にご協力いただきました多数の個人、団体の各位に対しまして、メキシコ人選手へのご尽力を賜りました事に心よりの謝意を表明させていただきます。

また、一人の人間としても、競技場内外で行われた救命活動を含むあらゆる人道的行為に対して、深い感謝を覚えるものです。そうした皆様の善意の結集があって、本日、イスマエル・パエス選手は退院する運びとなりました。本国に戻り、家族と再会する事が出来ることになりました。

みなさん、本当にありがとうございました。
パエス選手について 書かれた新聞記事
さきがけ新聞 (9月1日)WG・パエス選手の入院治療費/街頭募金で援助へ/ あすから、バザーも計画
第6回ワールドゲームズ(WG)でビリヤードの試合直前に心筋梗塞で倒れ、秋田市内の病院に入院しているメキシコのイスマエル・パエス選手(50)の治療費援助の為、日本ビリヤード協会と県ビリヤード協会は「パエス募金」として、1日、2日の両日、同市内で街頭募金などを行なう。募金の為の銀行口座も新たに設けた。街頭募金は1日午前10時からと2日午後1時からの両日、JR秋田駅の買い物広場付近で実施。2日には午後1時から、WGプラザがあった同市中通の日赤病院・婦人会館跡地でチャリティーバザーを行い、秋田WG2001組織委員会から提供されたWGスタッフ用の帽子やTシャツ、バックなどを販売する
さきがけ新聞(8月29日)入院した選手助けて/ビリヤードメダリストら治療費募金を呼びかけ
日本ビリヤード協会と第6回ワールドゲームズ(WG)女子プール金メダリスト、ジャネット・リー選手(29)=米国=ら5人が27日、県庁第2庁舎で記者会見し、WGの試合直前に心筋梗塞で倒れたメキシコのイスマエル・パエス選手(50)の治療費補助のため、募金を呼びかけた。
 パエス選手は23日午前、ビリヤードの試合前に胸の痛みを訴え、秋田市内の病院で治療を受けた。最低3週間の入院が必要と診断され、治療費は約450万円かかる見込みという。WG参加各国のビリヤード協会が費用を話し合い、27日現在で約60万円を集めている。
 リー選手とパエス選手は競技を通じて十年来の知り合いで、リー選手は真っ先に病院に見舞いに駆け付けてパエス選手を励ました。リー選手は「WG2001組織委員会や秋田の人には大変よくしてもらい、これ以上の援助は頼みにくい。しかし、パエス選手は大変苦しい思いをしているので、助けてあげて欲しい」と訴えた。
河北新報社 (8月29日) 心臓病のビリヤード仲間を救おう
第6回ワールドゲームズ(秋田WG)期間中の23日に、ビリヤード会場控室で心筋梗塞のため倒れたメキシコ選手の治療費を集めようと、女子ポケット(ナインボール)金メダリストのジャネット・リー選手(29)=米国=らが募金への協力を呼びかけている。
 病魔に襲われたのはイスマエル・パエス選手(50)。パエス選手は男子ポケットにエントリーしていたが、1回戦で利川章雲選手(35)と対戦する直前、控室でえ気分が悪くなり秋田市内の病院に入院した。
 リー選手とともに27日に会見した日本ビリヤード協会の西尾 学専務理事(69)によると、入院中のパエス選手は約3週間安静が必要という。同日現在、国際ビリヤード協会や各国の協会から約5000ドル(約60万円)が拠出されているが、同選手は医療保険に入っておらず、治療費に450万円かかるという。
 リー選手は23日、パエス選手を見舞った。「彼は日本だから一命を取り留めることが出来たと感謝している」と面会時の話を披露。自分の肩などの闘病体験を交えながら「治療費は多額で、彼と彼の家族の人生がメチャクチャになる。私も募金に協力してくれた人にはサインや写真を送るなど、援助を惜しまない」と、涙ながらに呼びかけた。」
朝日新聞 パエス選手に治療費を/けが・病気と戦い続ける リー選手募金訴え
病気やけがと戦いながらビリヤードを続け、ワールドゲームズで金メダルに輝いた米国のジャネット・リー選手(29)が27日、県庁で記者会見し、メキシコのビリヤード選手で今大会の試合直前に急性心筋梗塞で入院したイスマエル パエス選手(50)への見舞金募集を呼びかけた。パエス選手は一命を取り留めたものの、あと3週間ほど安静が必要だという。
 リー選手は、相手を追いつめる試合運びから「黒ゴケクモ」の異名をとる人気選手。自身も背中が曲がるせき柱側わん症を抱え、背中や首などに8度の手術を経験している。6年程前、基金を設立。自分のサインやプロマイドと引き換えに、病気で苦しむ人や女性スポーツへの寄付を募る活動をしてきた。
 パエス選手は今大会に参加したものの、試合前に23日朝、胸の痛みを訴え、ビリヤード会場から秋田市内の病院に運ばれた。急性の心筋梗塞で、集中治療室での治療が続いている。
 入院を知ったリー選手はその後、見舞いに駆け付け「みんなが大好きなあなたの事を心配しているわ」と励ましたという。
 記者会見に同席した日本ビリヤード協会の西尾 学専務理事によると、パエス選手が保険に入っていない事から、治療費は450万円程かかるという。協会などからすでに約5000ドル(約60万円)が集まっているという。
読売新聞(8月28日) 秋田ワールドゲームズ2001/直前に倒れ入院ビリヤード選手/支援の募金開始
26日に閉幕した秋田ワールドゲームズのビリヤード競技に参加中、心筋梗塞で倒れたメキシコの男性選手のため、同競技プール種目で優勝した韓国系米国人のジャネット・リーさん(29)が発起人となり募金を募っている。
 倒れたのはイスマエル・パエスさん(50)。23日の試合直前、胸の痛みを訴え、秋田市内の病院に運ばれた。9月中旬までは入院が必要で、手術や入院の費用は約450万円。世界ビリヤードスポーツ連合が5000ドル(約60万円)を出すが、残りは自己負担となる。
 募金を呼びかけたリーさんは、子供の頃にせき柱側わん症を患い、大手術を受けた。現在はトッププロとして活動する一方、「ジャネット・リー基金」を設立して、せき柱側湾症の患者らを支援している。27日に会見したリーさんは「手術には大金がかかる。友人を助けるのに力を貸して下さい」と訴えた。
さきがけ on The WEB (8月28日)入院した選手助けて/ビリヤードのメダリストら呼び掛け
日本ビリヤード協会と第6回ワールドゲームズ(WG)女子プール金メダリスト、ジャネット・リー選手(29)=米国=ら5人が27日、県庁第二庁舎で記者会見し、WGの試合直前に心筋梗塞(こうそく)で倒れたメキシコのイスマエル・パエス選手(50)の治療費補助のため、募金を呼び掛けた。
 パエス選手は23日午前、ビリヤードの試合前に胸の痛みを訴え、秋田市内の病院で治療を受けた。最低3週間の入院が必要と診断され、治療費は約450万円かかる見込みという。WG参加各国のビリヤード協会が費用を出し合い、27日現在で約60万円を集めている。
 リー選手とパエス選手は競技を通じて10年来の知り合いで、リー選手は真っ先に病院に見舞いに駆け付けてパエス選手を励ました。リー選手は「WG2001組織委員会や秋田の人には大変良くしてもらい、これ以上の援助は頼みにくい。しかし、パエス選手は大変苦しい思いをしているので、助けてあげてほしい」と訴えた。
秋田さきがけ新聞 朝刊(8月26日) WG交差点/親身の見舞いに感動
○ビリヤード競技女子で実力、人気ともナンバーワンはジャネット・リー選手(29)=米国。そのリー選手の「優しさに感動した」と語るのは秋田組合総合病院(秋田市飯島)の坂本哲也院長。
○同病院には23日にビリヤード会場で心筋梗塞を起こしたメキシコのイスマエル パエス選手(50)が運び込まれたが、真っ先に病院に駆け付け、見舞ったのがリー選手。許可を得てICU(集中治療室)に入り、親身になって勇気付けた。
○医療保険が効かない為、医療費の支払いが心配だが、リー選手は「私が支払ってもいい。万全を尽くしてやって」。好んで黒い衣装を身に付け「ブラック・ウィドウ(クロゴケグモ)」のニックネームを持つ同選手。冷静沈着なプレーで26日の決勝に勝ち進んだ。
秋田さきがけ新聞 朝刊(8月24日) ビリヤード競技/ メキシコ選手が入院  
23日午前9時20分頃、秋田市のセリオンプラザで行なわれているWGのビリヤード競技会場で、出場を控えていたメキシコのイスマエル パエス選手(50)が胸の痛みを訴え、病院に運ばれた。心筋梗塞で3週間の入院が必要とされた。
 大会組織委員会によると、パエス選手は同日午前8時過ぎに会場入りしたが控室で「体調が悪い」と話していたらしい。集中治療室で治療を受けている。問いかけには答えられるという。
 パエス選手は同日の午後、日本の利川章雲選手と男子プール1回戦で対戦する予定だったが、不戦敗となった。